チャイルド44
ここ数年、ミステリーがはやっているようです。本屋に立ち寄ったら2008年ミステリーフェアみたいなコーナーがあって、ついつい足を止めてみました。国内モノでは、東野圭吾と伊阪幸太郎が幅を利かしていて、時間があったら読んでみたいとは思うんだけど、なんだかミーハーっぽい感じがして購入するまでには至りません。一方で、海外部門のコーナーを見てみると、第1位に表題の「チャイルド44」がランキングされていました。すぐ隣においてあった雑誌の書評を見てみると、「後半は途中で止められず、一気に読んでしまった。」とか、「プロットがしっかりしていて、とても新人作家の力量とは思えない!」などと絶賛。これは読むしかないと思い購入しました。
で、読後感・・・
ウーン、たしかにこの先どうなっちゃうのと気になって、途中で止められなくなります。でも、内容はズシンと重いものがあります。ここまで不幸にしなくてもって。昔、読んで既に頭の中から消えていたトルストイやドストエフスキーもこんな感じだったかなという感じです。そういえば、最近「カラマーゾフの兄弟」なんかが売れているらしいけど、こういう雰囲気が好まれるご時世なのかな?
ネタバレしない範囲で、細かいところを言わせてもらえば、主人公の部下だった男の画策が、なんであそこまで上手くいったのか納得できません。普通なら、左遷されるのは彼の方だと思うけど・・・
重いミステリーだったけど、最後は、それまでの色々な前フリが一点に収束していって、見事な終わり方だと思います。構成力は確かに凄い。いつか自分で小説を書くことがあれば、参考にしたいと思わせます。
とにかく、前半をどこまで我慢して読めるかで、この小説の評価は分かれるような気がします。毎晩、布団の中で遅くまで読んでいる私を見て、奥さんも「私も読んでみようかな~」と言っています。さて彼女はどう評価するか?(ちなみに、彼女は吉田修の「悪人」を絶賛していました。もしかしたら・・・)
| 固定リンク











最近のコメント